無能ネギ

社長:帰りました。

経理:今日はあまり酒臭くないですね。

社長:中瓶一本で堪えました。いちいち頼まなくてもオートマチックに出てくるのでありがたいです。

開発:今日もしらす丼ですか?

社長:いや、ひさしぶりに定番のつぼ鯛の干物です。まあ、あとで思ったのは、しらす丼の定食に干物を単品で頼めばよかったかなと。

社長:それよりも今日は、はじめてあの店で味噌汁のおかわりを頼みました。120円。え?これってパックの味噌汁並においしいじゃんて。

開発:特に大きな店だとパック味噌汁より美味しいのを出す所は多くないですね。大鍋で大量作り置きとか。

社長:味噌が劣化しちゃうと言うか風味が壊れて飛んじゃうんでしょうね。あれはコーヒーみたいなものかと思います。それより関心したのは、トッピングしてある刻みネギでした。刻みたてで香りも良くプリプリプチプチと食感も良く。旬なのかな?

開発:美味しいネギって本当に美味しいですよね。

社長:なにかこう、体が欲しているものが含有されている感じがします。これは、自宅でパック味噌汁では味わえないものです。

基盤:納豆にネギは最強コンビですね。

開発:カモにネギとか。ネギ間というのは理にかなった素晴らしいコンボなんだろう思うんですが、なにか気負った焼き鳥屋では出してなかったりします。

社長:インスタントラーメンには黎明期から乾燥ネギが粉末スープに配合されてましたね。まったく味を感じないのですが、紙吹雪というか、何かの山の賑わいみたいな。

開発:それが最近のカップ面には、とてもよく出来た乾燥ネギが入ってるのがあって、あれは素晴らしいと思います。やればできるんじゃないかって思いました。

社長:生に熱を通して食べる場合には、熱の通し加減がとても重要ですね。歯ごたえにおいても、味においても。まあ、焼く場合にはあまり失敗はないのですが。

開発:薬味系というか、苦味とか辛味のある野菜はそうですね。ゴーヤとかセロリとかも。

社長:私の出身地には名物の煮込み系ネギがあるんですが、子供の頃はドロっとして気持ち悪いというイメージしかありませんでした。今は子供の頃とは味覚が全く変わっていますから、再トライすべきかなとは思います。

開発:長ネギは本当に美味しいです。生でも温めても炒めても焼いても揚げても、脇役でも主役でも。万能ですね。

基盤:ですが、あのひょろっとした分葱というんでしょうか。あれって意味不明です。まあ、味の薄めのもの… しゃぶしゃぶに合うくらいかな。

開発:あれはほぼ飾りの無能ネギじゃないですかね。インスタントラーメンの粉末スープに入ってる紙吹雪みたいな。って実はあれだったりして?

-- 2020-0718 SatoxITS

サイト再構成

基盤:Azureのほうは片付いたので、次はアマゾンライトセールサイトの整理を行いたいと思います。

経理:アマゾン安売りセールと連想させるネーミングですね。

開発:実際、安い・速い・旨いのです。

社長:Azureはアデューを連想させます…

基盤:まずこれが初代のネームサーバ兼コンテンツサーバであった ns0f。Ubuntu 18、OSのみAMI。2020-0628に開始。2020-0704に ns1 に引き継いで、現在ほぼアクセスがなくなりました。

基盤:この機体を作る時には、VMのインスタンスに割り当てられるIPアドレスが固定化できないとは知らずに、仮想マシンを作っては捨てて、よいIPアドレスのができたのでこれにしたのが懐かしいです。

開発:アドレスを作る時に、候補を16個くらい提示して選ばせるようになっていると良いのにね。

基盤:ドメイン名会社のノリで、プレミアムアドレスみたいのがあったりして。

開発:CAPTCHAみたいにへなへな文字で表示するとか。

社長:エンタメ要素は重要ですね。

基盤:ライトセールではVMを止めてても普通に課金されるので、破棄したいと思います。

社長:生まれて実働1週間で引退… 仮想マシンとは言え儚いですね。

経理:引退後2週間、250円以上無駄飯を食いました。

社長:ああ、きょうはちょっと早めに食事に行きましょう。焼き魚やさん、たまにこむ時があるので。

* * *

基盤:ということで我社のライトセール5大陸支所の現状です。

開発:すっかりアマゾンお届けダンボールになってしまいましたね。

社長:あのダンボール箱って、使い捨てがすごくもったいない気がするのですが、何円分くらいに相当するんでしょうね?20円くらい?

基盤:いちおうリサイクルマークはついてますね。

社長:ダンボール箱って、もう50年以上は一線で活躍してますよね。

開発:配達者がアマゾンじゃないし、繰り替えし利用可能な箱を採用しても、回収する経路が無いんでしょうね。

社長:子供の頃は夏休みの課題として空き箱を使った工作とかよくしましたよね。アマゾンの箱は見た目的にそういう風に使いたくなる箱でも無い。

開発:子供が喜ぶような何か面白い使いみちのある箱だと良いですね。

基盤:ああそれで、東京リージョンにある4機のうち、今後継続するのはAmazon Linuxの ns1 のみ。初代 ns の ns0f Ubuntuは、ログデータ回収後廃棄します。wp2 はWordPress / Bibtnami / Ubuntu16ですが、これも試しに作っただけのものなので廃棄します。あ、いまやっちゃいましょう。

開発:このインスタンスってやたら連呼されているんですが、要するに wp2 と名前を付けた仮想マシンのことですね。

社長:「アタッチされているリソース」って、「一つの静的IP」アドレスのことでしょうね。

開発:しているとされているが若干混乱している感じがします。

社長:これはなまじわかりやすく自然言語で書こうとしてわかりりにくくなってる典型ですね。図式的に箱と矢印で書けば簡単なのに。

基盤:その点では、Azureのvnetのダイアグラムはよく出来ていると思います。といってもライトセールの場合構成が単純でしか無いので、図は一種類あれば良いだけと思いますが。

基盤:それはそうと、ライトセールのこの選択も最初は戸惑いました。

社長:処理中って…処理能力?プロセッシングのことですかね?

基盤:普通は、メモリをどれだけとか、CPUはどれとか選んだ結果値段が決まるんですが、値段で選ぶとリソースの詰め合わせが決まる、リソースの詰め合わせを一つ選ぶと値段が決まる。

開発:これって、普通に素朴にマトリクスに展開してくれたほうが見やすいですよね。

基盤:それどころか、要するに7つのプランしか無いんだと思います。月次料金だけ安い順に書いてあったり「処理中」のソーティングが変なので混乱するのですが。要するにこういう事だと思います。

US$RAM
(GB)
CPUSSD
(GB)
NET
(TB)
3.50.51201
511402
1021603
2042804
40821605
801643206
1603286407

開発:なるほど、ほぼ全ての要素が2倍ずつ大きくなるということですね。転送量は対数ですかね。

社長:美しい体系ですね。でも$2.5プランが無いのは美しくない。

基盤:CPUとストレージは最低限の動作のために削れないから、安いプランでもそこそこある。$5がいかにお得かということがわかります。$20以上は激安とは言えない。$10と$5では、RAMが1GBで足りるサーバであれば$5を2台のほうがお得。まあ、純粋にDNSサーバだけやるなら$3.5でも十分だとは思います。

社長:子供のおもちゃに買ってあげるのにふさわしい値段設定ですね。

開発:子供でも携帯で月5千円くらいは使ってないですかね?

基盤:ということで、最後に記念写真をとって wp2 とお別れです。パシャ。そして削除をぷちっと。

経理:1日20円の浪費が解消されました。

基盤:ns0f は後ほど削除。wp1 も Amazon Linux に複写して削除します。

* * *

開発:それで現状の ns1 ですが、こんな感じになっています。

Pinger5.net アルファ版スタート

広報:pinger5.net のマークを作ってみました。

社長:うーむ… 商標権的にどうなんだろう。

基盤:かなりごちゃっとしてますね。

開発:アイコン映えはするかもね。

社長:半透明にして重ねると面白いかもですね。

広報:透明度50%。

社長:とても儚げな感じになりました。

開発:パジャマの柄みたいですね。

基盤:裏地というか。

社長:これを下地にして上にメリハリのあるのを載せるとか。

広報:透明度25%。

開発:ああ、このくらいでいいんじゃないですかね。

基盤:5大陸と言っても、南米とアフリカにはライトセールが無いんですよね。

開発:まあ、インド亜大陸と、ヨーロッパ亜大陸ということで。

社長:私はインド亜大陸って聞くとindoor大陸って変換する回路が脳内にあります。

基盤:青がus、黒がde、赤がjp、黄がin、緑がau という割当で良いですかね。

社長:良いと思います。

開発:サービス的には、Pinger5のページに行くと5大陸からpingが自分に来る、もしくは自分から5大陸にpingが出る。結果をまとめて表示する。世界の中で自分の位置付けがわかる。そういうことですね。

社長:そうですね。

広報:バランス調整中ですが、各大陸の拠点名を入れてみました。

基盤:これなら JavaScriptでも書けるので、アクションを付けると面白いかもですね。

基盤:5大陸にばらまいてみました。

社長:良い感じのアクセントかもですね。

基盤:それはそうとさっきインド機をリブートしたらしばらくSSHがつながらなくてヒヤッとしました。ライトセールのウェブ端末からも繋げなくて。pingには応答するし、HTTPはつなげたりとか不思議な状況でした。ひょっとして、シャットダウンの途中で、sshdは死んだけど、httpdは生きているみたいな状態だったのかも知れません。うーん、でも仮想マシンとしてライトセールから再起動させても数分以上立ち上がらなかったので、別の状況だったかも知れませんが。

開発:クライアントホストに対するpingは応答があったり無かったりで難しいですね。やはりクライアントからpingしてもらうとか、tcp的に往復時間をはかるとかするのが穏便が実装方法かなとは思います。

社長:でも、少し全体像的なものが見えて来たかなと思います。今日はこのへんにしましょうか。

-- 2020-0717 SatoxITS

ドメイン名を安く手に入れる技術?

社長:さっきwhois.comでこんな現象に気づきました。まず、ping.click で検索すると、ping.live なら $3.88 ですよお客さん!と言ってくる。

基盤:ping.online の$7,000も刺激的ですね。

社長:ところが、その ping.live で検索すると、$138.60 ですと言ってくる。

開発:勝手に見繕ってくる2番めが $3.88 なんですかね?

基盤:というか、一年で $138.60てあり得なくないですか?

社長:それで最初の、最初の ping.live が $3.88!というのを Select した瞬間、こんな風に価格表示が化けました。

基盤:私を騙したのね!

開発:TLDのレジストリがドメインの値段を決めてるということですかね。基本料金的なところならそうかなと思いますが。

経理:プレミアムドメインて何ですか?

社長:さあ。私達には縁の無い世界じゃないですかね。

開発:それにしても、edo-ping だの urayasuping だの ichikawaminamiping だの、わけのわからん提案をしてきますね(笑)

基盤:価格.comみたいな感じに、どこで取るといくらみたいのを一覧検索できるサイトがあると良いですね。

開発:iframeにぺたぺた各社のサイトを並べとけばよいのでは。

社長:人んちのサイトをiframeに入れるのってどうなんでしたっけ?

基盤:一斉に新規ウィンドウで開くとか。

開発:複数の検索サイトをタブで開いておいて、そこにqueryを一斉送信するというのなら問題なさそう。これは extension でできそうな気がします。

社長:なんにしてもpingを語幹にして何か取りたいわけです。

開発:ゴルフ用品のPINGが ping.com ですね。

社長:それで、pinger5.net というのは世に無いようなので、これを xso で取ることにしました。100円で。

開発:それが駄洒落だとわかる世代はもう片足棺桶ですね。

基盤:2年目継続するようなら、whois.com に移管します。

-- 2020-0717 SatoxITS

NAS / NFSでGo!

基盤:自社のMacMiniからライトセールのNFSにつなごうとしているのですが、応答がありません。

開発:Linuxでやってみては。

基盤:Linux VM。そういえばご無沙汰でした。お久しぶり Ubunt18。えーと mount.nfs … ない。apt search nfs … やたら出てきてどれだかわからない… nfs-kernel-server?kernelってどういう意味ですかね?まあいいやインストール。で mount.nfs。できました。でもつながらないなぁ…

開発:NFSサーバ側のログは?

基盤:ログの出し方がわからず。nfsd -s オプション?ただ、クライアントから接続しようとすると、nfsstat に出てくるRPCのcall数がカウントアップはされるようにも見えるんですよね…

開発:ひょっとしてうちのルータでブロックされてるとか。

基盤:そこか!

基盤:nfs / 2049 廃棄されてますね。なぜだか。

開発:うーん… ですが、nfsstatによると、何かが届いても居るような… tcpdumpで確認しますか。

基盤:とりあえず削除しますか。ぷちぷちっと。

基盤:セッションがタイムアウトしたらブラウザを一度終了する必要があるですか!みんなを巻き添えにして。

開発:そんな不思議な技術が使われているとは思えないですね。再ログイン。OK。

基盤:では、再度、削除をぽちっと。ああ、一つ変えるごとに再起動とか聞いてくるのやめてくれないかな。

開発:しかしこの再起動90秒というのは、すごく遅めのLinuxって感じですかね。遅いFlashでブートしてるとか。

基盤:ラズパイ4のRsapbianでも30秒で立ち上がりますけどね。そもそも Linuxなら、iptables を変えるだけでリブートする必要なんて無いと思うんですが。

社長:おっと、WordPress にスクリーンキャプチャをアップロードしようとしたら、ネットが切断されてますw

基盤:立ち上がったようです。

開発:どうしても客のブラウザを一度終了させたがるようです(笑)

社長:いや、これは笑い事ではありません。フィルタリングのルールを一つ追加するのにネットが90秒も落ちて、セッションがぜんぶパーになる。ありえません。ちゃんとしたのを購入しましょう。

経理:機種選定をお願いします。

基盤:では再度 mount.nfs … おっと、Ubuntu からは繋がりました。

基盤:MacOSではタイムアウトしますが。

開発:Finder から繋いでみては?

基盤:だめですね。

開発:とりあえず Ubuntu VMで性能をみましょう。

基盤:ではまずバースト転送。

基盤:28.5MB/s出ました。

開発:素晴らしい。ファイルの作成速度は?

基盤:tar xf で試します。

基盤:27ファイル/秒。まあ、ローカルディスクでのキャッシュ付には比べようがありませんが。

開発:20ファイル/秒はオンノジじゃないですかね。

社長:これは十分使えますね。ああ、それで考えたんですが、やはりライトセールはストレージが高い。一番安いのはやはり自社内のHDDです。ネットの速度30MB/sという性能とも見合います。なので、ローカルなHDDをクラウドのVMからマウントしてもらえばよいのではないですかね。

開発:それはおトクですね。

基盤:そうしましょう。

* * *

社長:それで、せっかくなのでクラウドVM用のNFSサーバ用にHDDを新調したいと思います。要件は一つ。アクセスランプが賑やかなこと。

基盤:NFSサーバのホストは?これは実マシンが良いですよね。ラズパイという線も。

開発:NFSサーバならNASという選択もありますね。

社長:昔はNASと言えばQNAPでした。

基盤:価格.comで調べます。NAS…

基盤:というか、価格.comでの最安価格よりアマゾンの出品のほうが安いですよね。メーカ直販だしプライム対象だし。

開発:内蔵させるディスク込みで4万円くらいになりますかね…

基盤:というか、HDDって保証の年限が3年くらいなんですね。

開発:Synology というのは聞き覚えがありませんが人気ですね。インジケータも賑やかそうですが。

社長:NASと言えばQNAP。

開発:そうですか。

基盤:QNAP TS-230… なんかミニチュアの冷蔵庫みたいですね。

社長:以前MacOSXからNFSで使ってましたが、何も問題なかったと思います。信頼と実績の台湾オリジナル

開発:昔使ってたのにこだわって、RealVNC と VMware では無駄な時間を消費してしまいました。

社長:キューナップ。名前が可愛い。

基盤: NFS対応ということですと、SynologyQNAPかという選択のようですね。CPUはどちらもRealtek RTD1296。4コアの64bit ARM。ただし、メモリは Synology は512MBQNAPは2GB。消費電力は両者とも12W。ノイズレベルはSynologyが18.2dB、QNAPが 15dB。

社長:QNAPに決定。Western DigitalのHDDとセットで購入します。ぽち、ぽち、ぽちっ。月曜日に到着予定。

開発:Realtek RTD1296ってCortex-A53ですね。ラズパイ4はA72の1.5GHzですが、まあ似たような仕様なんでしょうね。

基盤:A73のほうがA53に比べると1.8倍程度高速という記事があります。

開発:ただ、同じA73でもEC2のとラズパイのでは、処理内容によっては桁違いに性能が違う。キャッシュとか足回りで律速ではないかと。

社長:ファイルサーバ特有の処理での性能の問題ですからね。ただ結果として100MB/sでサービスできているわけで、ローカルHDDと同等、問題ないんじゃないですかね。うーん、月曜が楽しみ。

開発:Telnetで入ってどういう世界が見えるのかも楽しみです。昔は玄箱で遊びました。

基盤:ARMのプログラムの開発ができたりして。

-- 2020-0717 SatoxITS

七月のライオン

社長:だだいま゛〜

経理:酒臭いですね。

社長:今日は12LSUでございました。おうう いい いおう いおお おいい いいうお(UIOモールス)

基盤:まあ、竹鶴一杯1LSUですからね。

社長:よく働いてくれるLSVMの一ヶ月分をなんてことないハイボール一杯で費やしてしまうと考えると、もうしわけなく、酒がまずくなってしまいます。

社長:それで飲みながらiPhoneでずっと、藤井くんの棋聖奪取の記事を読んでたんです。あ、今記者会見のビデオが。

基盤:将棋の技術的なことはさっぱりですが、歴史を目撃したなって感じですね。

不味いものは飽きない

社長:帰りました。

経理:酒臭いですね。

開発:所要時間からしてちかくのそば屋ですね。

社長:そう、きょうは蕎麦を食べました。食べながらふと気づいたのは、要するに美味しくないものは飽きもこないという事です。

社長:で帰りがけにゥエルシァに寄ったのですが、ここで劇的な変化がありました。レジでいつも「どの袋にするか選べ」っていうのがうざかったのですが、今日は「この袋でよいでしょうか?」でした。3ヶ月半かけてついに進化したかと。

開発:接客マニュアルを設計している人は居るんですかね?改訂が遅すぎる。

基盤:時節柄家で臥せってたとか。

クラウドVM間ディスク共有

基盤:さてそれでは、ライトセール上のVM間のディスク共有を行いたいと思います。

開発:性能的にどうですかね。

基盤:レスポンス的には、pingでのrttが、リージョン内では 0.5ms、遠いリージョン間では 150ms 〜 250ms といったところで、2桁以上の違いがあります。一方でスループット的には、ファイル転送がリージョン内では60MB/s、リージョン間では6MB/s といったところで、1桁程度の違いです。

開発:引っ越し時の大量転送は別として、6MB/s というのは昔のHDDと同等の性能ですから、まあ使い物にはなりますね。ですが、RTT 250ms だと、たとえば1ファイルを作るのに1秒とかかかったりしそうだし、作業用にランダムアクセスするのも厳しそうです。もっとも、RAMでバッファしてくれればそこそこ吸収できるのかも知れません。

基盤:で、リモートファイルアクセスのプロトコルですが。

開発:まずはNFSじゃないですかね。一番軽そうだし。設定も、nfsd 側で exportfs して、クライアント側で mount.nfs するだけだし。もともと公開しているファイルを共有するだけなので、セキュリティについては特に考慮する必要はありません。アクセス元をIPアドレスで制限すれば十分と思います。

基盤:では、まず nfsd 側を設定します… /etc/exports… 空っぽですね。 / とだけ書けば良いのかな。で、/usr/sbin/rpc.nfsd… ああ、なんか怒られてます。ではおおせにしたがって /proc/fs/nfsd をマウント。おもしろい考え方ですね。/usr/sbin/rpc.nfsd。netstat -a|grep LISTEN。sunrpc立ち上がった模様。で、mkdir /nfs/localhostして、mount.nfs localhost /nfs/localhost… なんか怒られてますね。mount.nfs4 -v localhost:/ /nfs/localhost …。Connection refused。あれ?サーバプロセス数を指定しないといけないみたいですね。/usr/sbin/rpc.nfsd 4。netstat -a|grep LISTEN。ps ax|grep nfsd。nfsd 受付開始です。ふたたび sudo mount.nfs4… おっと、Permission denied が出ました。/etc/exports を / * にして exportfs -ra… 変わらないですね。/var/lib/nfs/etab を見る…

開発:ぶぶー。タイムアウトです。ぐぐりましょう。amazon linux nfs ...。ああ、service nfs start で起動するみたいですよ。

基盤:sudo service nfs start。mount.nfs4… 繋がりました。

基盤:1時間ばかりロスしてしましました。

社長:教訓としては、①昔のUnixと違ってサーバを管理するコマンドがある。②意地を張らずにググる。ですね。

基盤:では、共有用のフォルダを /pub とかなんとかにして。exports に加えて exportfs -ra。で、他のマシンから mount.nfs ...。ああ、ファイアウォールを通さないといけないですね。111番 TCP?だめ。2049番 TCP?通りました。シドニー・ムンバイ間開通です。

基盤:東京ーシドニー間でも接続。mountしてファイルをtar xf ... やはり1ファイル作成に1秒というところですね。いつもの time openssl rand 100000000 > 100MB… スループット的には6MB/s 〜 10MB/s ですね。

社長:これTCPモードみたいですが、UDPでやったらどうなりますかね。あ、でもその前にお昼に行きますか。

* * *

基盤:ふぁあ。よく寝た。さてまず、NFSのパケットを覗いてみましょう。tcpdump あれ、ないんですね。yum install tcpdump。あった。では。クライアント側で echo > x。

開発:55.67 に最初のパケットが来て、56.42 のackで終わってますね。0.75秒。

基盤:UDPでつなぐにはどうすればいいんですかね… man mount… udp というマウントオプションがあるような。… そんなオプションは無いって言われますね。NFSv4ではTCPがデフォになったそうで、UDPをどう扱うかは実装次第なのかも知れません。

開発:うーん… そうですか。まあ理想的に1往復で行ったとしても 250msの壁は超えられないわけですしね。結果を待たないという意味では async オプションが良いのかな?

基盤:async でマウント。echo > x。

基盤:変わらないですね。

開発:まあ、クライアント側が待たないだけですからね。連続上書きしたり、書いて速攻同じものを読んだ時にどうなるかとか。

社長:因果は高速を超えられませんからね。RTT 250ms の世界で頑張っても仕方がないかな。ローカルならHDDでも10ms以下ですからね。

開発:並列化とかパイプラインをやらないとダメそうですね。上のレイヤでもっと処理をまとめて通信往復回数を少なくするか… バッファリングかキャッシュか。だいぶ昔に iSCSI というのが流行ったと思うんですが、あれは一体どうなってたんでしょうね??

基盤:しかしこれだけ通信が遅いと、暗号化処理がネックになることはなさそうですね。大きなファイルの転送のスループットで言えば、scp でも cp/NFSでも同速度。

基盤:大きなファイルの上書きではやはりrsyncですね。

社長:sshは、まあコンフィギュレーション次第なのかも知れませんが、ネゴシエーションのための行き来が多すぎる。リモートに高速に貼ったり切ったりするものでは無いですよね。

開発:NFSもTCP上でって言うなら、SSLで通せば簡単ですね。

社長:まあそういうことで、100msを超えるRTTの世界というのを久しぶりに見た気分です。使い方的には、ローカルなVM間ではアクティブなファイルの共有に、リモートなVM間ではアーカイブかバックアップ置き場程度に、という感じでしょうか。

基盤:では、当社世界5拠点間での/pubなデータの共有を設定しておきます。

* * *

基盤:ということで、作業終了しました。まず東京本部からの視点。

基盤:オレゴン支部から。

基盤:フランクフルト支部から。

基盤:以下略。ネーミングは暫定です。

開発:これでいちいちscpとかしなくて良くなって、仕事がやりやすくなりますね。

社長:あとは、ミツツボアリをどう作るかということですね。

-- 2020-0716 SatoxITS

さらばAzureまた逢う日まで

基盤:Azure の VM を止めたいと思います。

社長:そうして下さい。

開発:アクセスは完全に止まったのですか?

基盤:6/26にAWSに移行して数日でほぼ止まっています。今来ているのは、もう古い IP アドレスが記憶に焼き付いたロボットだけではないかと。それはそれで観察して面白いですが。コストに合わないかと。

経理:左側が300円/日時代、右側が100円/日時代ということですね。

基盤:そして今はAWSで20円/日時代。アクセス数はほぼ等量から増加傾向です。

開発:こうして見ると、4月30日にサーバを引き継いでドメインを delegate9.org へ変更した後はがっくりとアクセスが減って、delegate.org を復活した5月中旬からほぼ復旧したという感じですね。

社長:そういう意味では、delegate.org というドメイン名がロボットの長期記憶に焼き付いているということかも知れません。というか、ハイパーリンクや人間様の記憶に残っているのでしょうね。

経理:実質的な活動は2ヶ月、一日100円で、6,000円の生涯でした。

基盤:ディスクが小さくて高い。ずっと綱渡りでした。

基盤:通信速度にも難がある。まあ、あのコスト分析ツールは面白いと思いますが。

開発:AWS では100% Amazon Linux 採用という方針ですね。

社長:あの時、これからは Ubuntu と何思ひけむって感じですかね…

基盤:ただ実用は無しとしても、性能の比較とかのためにたまには来たい気はあります。Azure は止めておけば、マシンには課金されませんから、壊さずに保管しておくという手はあるかも知れません。一応止めるまえに、リブートして身ぎれいに… … … あれ?立ち上がらなってしましました。ping にも答えないから、マシンとして終わってる?

基盤:どうしましたかね。接続のトラブルシューティング>接続のテスト>接続を調べています… ただSSHに繋がるかに何分かかるのかな… ああ、なにやらデプロイしてたんですね。

基盤:おーっと復活、ssh ログインできました。22:13:46にリブートかけて22:15:50に立ち上がってますから、2分かかったんですね。

開発:これは、どうかしちゃったと普通思いますよね。

基盤:再度リブート…

基盤:今度は30秒で立ち上がりました。たぶん状態が溜まってない時のリブートだけは、AWSより速い。

基盤:ああ、ping に答えないと思ったら ICMP を通してませんでした。受信ポートの規則を追加する…ぶちっと… … なんでこれしきのことに10秒もかかるのか。やれやれ。

基盤:では ping します。まず Azure。東アジアのどこか。

基盤:xso。たぶん東京?

基盤:AWSライトセール。東京。

基盤:AWSオーストラリア。

基盤:AWSオレゴン。

基盤:AWSインド、ムンバイ。

基盤:AWSドイツ、フランクフルト。

開発:ふーむ。Azure の RTT 50ms は微妙ですね。東アジアって韓国あたりですかね?

基盤:Azureでもリソースによっては「東日本」も選べたような気がするんですが、基本、一番近いリージョンは East Asia なんです。

基盤:部品の料金はこう。

基盤:現状のvnetの構成はこう。

基盤:というわけで部品を全部はずします。まず仮想マシンを停止。… セカンダリのネットワークインタフェースをデタッチ。削除。IPアドレスを削除。セキュリティグループを削除。さっぱりしました。

基盤:プライマリのIPアドレスを切り離し。削除。スナップショットを削除。DNSゾーンを削除。

基盤:これで最小構成になったかと思います。

基盤:仮想マシンを止めれば、課金対象は、1日25円のストレージのみになるはず。で、一応起動して接続をテスト… しまった、パブリックIPアドレスを切って島たので、Azureの外からアクセスできません(笑)

基盤:これは確か、静的アドレスでなければ無料なんです。作成して関連付け。ssh でログイン。OKです。

基盤:では再び停止。おっと、興味深いことを聞いてきましたよ。

社長:私はこのことを理解してなかったので、何度か痛い目にあいました。昔からこういうメッセージを出していくれてれば。

経理:予約て、お金がかかるわけですよね。

開発:おそらく。✓して停止したら、割当が動的から静的に変わりました。

経理:Azure IP 静的 料金 でぐぐる…

経理:なんかよくわからないですね。

基盤:ふっふっふ。このARMというのはあのARMでは無いのですよw

開発:なんで人間がこういう表を読んで理解しないといけないのか。どういう理由でそういう料金になってるのかもわかりませんが。クリックしたときに、そのクリックはいくらいくらですって出してくれるだけで良いのに。

基盤:あほらしいので脳みそを使うのはやめましょう。たしか動的IP一つは無料です。動的に戻します。だめか。再起動して、動的に戻して、、あれ?関連付けを解除して、動的に戻して、関連付けて。これでいいかな。明日からたぶん、25円/日になると思います。

経理:何も使ってないのにですか。

開発:ディスクはHDDを試してみると良いかもね。いくらか知りませんが。

基盤:OSのストレージってHDDには出来なかったような記憶が…

社長:お役所系の提出書類って基本的にこういう風なんですよね。機械でなら簡単に計算できるところを、わざわざ人間を苦しめるようにできている。

基盤:ライトセールの天国さ加減を改めて実感します。おっとやばい、停止するのを忘れました。仮想マシンの停止をぷちっと… … … 「正常に停止されました」

開発:それにしてもサイドバーで Virtual Machines て書いたり、メッセージは仮想マシンだったりですね…

社長:プロビジョニングとデプロイを日本語にしたら褒めてあげたい。

基盤:次に来るのは完全に廃棄する時か、Azure版ライトセールが出来たときでね。

-- 2020-0715 SatoxITS

ブラウザ達のShow All Windows

社長:こないだ Terminal の Show All Windows に感銘を受けたので、今日ははじめてブラウザを総視察しました。まず今現在の Vivaldi。

基盤:黒いのが目立ちますね。

社長:これは「自分」とは別のユーザ(ログインなどの状態を共有しない)として開いているウィンドウです。これがデフォルトの配色かどうかは忘れました。かといって通りすがりの「ゲスト」では無いので、ブックマークとか履歴とかはちゃんと残ります。目立つ黒帯はVivaldiのサイドバーですが、おもに履歴表示に使っています。何時そのページを見たかがパッとがわかるので重宝しています。

社長:次がOpera。

基盤:今もかなり使ってるんですね。

社長:1ヶ月以上前に開いたままのタブがほとんどですが。

社長:次にChrome。

基盤:これもかなり使ってますね。

社長:Vivaldi が固まった時の代打とか。Googleで検索したい時につい開きますね。OperaはVivaldiにかなり近いのでかぶってしまうのですが、Chromeは明らかに別なので、使い分ける意味があります。あっさりしているので口直し的にもなります。

社長:Firefox。特に意図があって開いたわけではありません。

社長:Safari。これは client-side CSSのテストとか、キャッシュの振る舞いを確認した時に開いたものですね。SafariはPDFにした時の色合いとか型式が独自で好ましい事があります。特に印刷のプレビューは良いと思います。

社長:Show All Windows については、右クリックのコンテクストメニューで呼び出せると良いなと思います。Show All Tabs もあると良い。さらに各タブの中の履歴にあるページを重ねて表示してくれるとありがたい。でマウスホイールでぱらぱらめくれるか、MacのMailみたいにスクロールできるみたいな。検索もできると良い。

社長:とにかくこれは現状を全貌したり一つを選択する表示モードとして便利なものだとは思うのですが、選択の方法がクリックだけでつまらない。コンテクストメニューでいろいろできるとか、複数を選択して、選択の結果をどうするとか、デスクトップ上の表示位置を移動できたり、選択したものを拡大縮小できるとか、とにかくいろんな可能性が秘められていると思います。

社長:それにやはり、これを一時的なメニュー的な表示という位置づけではなくて、もうこの表示モードのままで実際に使いたいこともあるわけです。そうすると、以前Opera にはまったころに試したような、多数のミニチュアウィンドウを常時表示というようなものも、アプリによらない統一的な操作で実現できるのにと思います。

社長:これは仮想デスクトップと深く関係していると思うんです。仮想デスクトップには、それぞれある作業を行うためのツールのセットを割り付けて、記憶させて、呼び出したい。その一つとして、特定の作業とは関係なく横断的に全部のウィンドウを表示するデスクトップというのもあって良い。そういう意味では、特定のアプリに関する全ウィンドウ表示ではなくて、とにかく全部とか、日付とかの条件で検索するとか、特定のタグをツケたものだけ表示するとか…

社長:あれ?そういえばタグって使ったことないですが、ひょっとしたらそういうふうに使えるものですかね?

社長:ともかく、ブラウザごとに、ウィンドウ毎に現在のタブのセットを記憶しておいて後から呼び出したりとか、デスクトップの状態に名前をつけて記憶しておいてあとから呼び出せるとか。検索できるとか。アプリによらず同じモデルで実現して欲しい。そういうふうになっているとうれしいと思います。

-- 2020-0715 SatoxITS