社長:昔、ソニーがアップルであった頃。
基盤:時間的な前後関係がおかしくないですかね。
開発:いや、子供心を思い返せば、今で言うアップルみたいなイメージの会社でした。
社長:それでさっき飲んで帰って郵便受けを覗いたら、S.O.N.Yブランドの非接触ICカードリーダがこっそり届いていたんですよJPで。おー来たかと思って開封したんですが、同梱のUSBケーブルが白いねじりっこで止めてあったんです。シラケました。
基盤:しかし2千円ちょっとのリーダにアップル的手触りを求められましても…
開発:しかしあのねじりっこて、実用性と価格は認めるとしても、なんでああ手触りが気持ち悪いんですかね。
社長:それなんですが、特にコンピュータ系の部品ではああいう、やわい鉄ですか?みたいな不思議な応答する金属を芯にして物を束ねるコード状のものが商品に入っていて、あれがとっても好きなんです。ねじりっこみたいに品のない高反発な反応とか、指にいらつくぺらぺらした感触ではない。低反発ウレタンみたいな感じのしっとりとしたあれです。一言で言えば、たしかにApple的な。
開発:アップルっていつからそういうイメージを打ち出すようになったんですかね。関サバですみたいな。
社長:きっとあの気持ちの良い針金は、探せばメーター何円とかで売っちゃってるんでしょう。業務用プチプチロールみたいな、子供の夢を破壊する話ではあります。