Operaにお願い

ブラウザをOperaに代えてとても快適になったのですが、それでも色んな不満が残っています。

Operaの良さを数えればキリがありませんが、一つだけあげるとすれば、今はごく当たり前である、高精細でワイドな画面を想定して作られているということです。具体的には「サイドバー」であり、そこに半固定的に表示されるブックマークと閲覧履歴です。Operaでの表示方法は、大きな進歩だと感じています。ですが一方で、ブックマークと履歴、そしてタブ、さらにウィンドウ、全体制御の連携、統合のされ方には、現状最新の版にも、大きな不満を持っています。

横80カラム

画面が大きくなって横方向には、視界に入りきらない空き地ができました。一方、縦方向は今も、不足しています。これは、ヒトの視覚機能や認知機能にも起因しているのでしょう。コンテンツの作り方のせいでもあるでしょう。

リアル世界では、横書きの世界では、文書は通常縦長です。横書きを読むとき、ヒトが目線を左右して苦痛がなく、あるいはおそらく脳内のバッファとも関係して読みやすいのは、日本語で言えば40文字程度かと思います。(ウェブができてしばらくは、ブラウザの画面を横に伸ばすといくらでも文章が横長になるというHTMLのページが多数でした。そのままの形式で印刷されたりして。)。

英文で単純換算すれば言えば80文字という事になります。これは初期の、vt100のような物理的端末の表示文字数で、プログラムの標準的な横の長さ、RFCの文書の幅、MIMEの一行の長さ、など様々な横書きテキストの制約として遺されています。おそらく、レターサイズで、標準の文字サイズで打つとそういう事になるのかと思います。表示・印刷機器の制約というより、人間工学的なものかと思います。Wordの英語モードでのデフォルトのレイアウトは、一行76文字、1ページ44行でした。

ウェブページのダブルカラム化

(略)

ブラウザの画面構成

そういうわけで、縦方向の情報容量は不足します。縦方向の固定情報は節約・省略したい。ブラウザではそれは、タブとブックマークバーです。

タブとブックマークと履歴

ブックマークは空間軸、履歴は時間軸での情報のビューで、タブはこの両者にまたがっています。これまで使ってきたブラウザでは、それらの扱いが整理されておらず、とても不便で、不満と不快感を持っていました。

(中略)

そういう意味では、Operaもまだまだ全然です。たとえば

・このブックマークに関連する履歴だけを見たい

・この履歴と関連する履歴だけ見たい

・タブの中の履歴を通常の履歴と同じ形式で見たい

・履歴をブックマーク的に階層化して欲しい

・ブックマークに関連するタグだけ見たい

とか。

・パスワードマネジャを階層化、構造化したい

とか。

2020-05-21 SatoxITS

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