社長通信(基盤整備にあたり)

社員のみなさんへ

ITをもっと…にをモットーに我が社が設立して1ヶ月が過ぎました。この間は、そもそもが昨今のITに遅れをとって来た私たち自身が、現在の技術水準にキャッチアップするための期間だったと思います。

私がしばらく目を離していたこの数年のうちに、インターネットを取り巻く環境は大きく変わっていました。インターネットのギガビット化、ストレージサービスの大容量化、専用・汎用レンタルサーバの多様化、そしてこれら全てにおける低価格化が著しく進んでいたのです。格安スマホ並のコモディティと化していたのです。

これに伴い、外向け・内向けのITサービスを構築する際に用いる資材(リソース)をリモート/ローカルにどのように配置するかの判断は複雑になっているようです。リスク回避の観点からは、外向けサービス用のリソースを全てリモートに配置するのが良いように思われますが、保守コストの面ではどうか、また、内向けのサービスに使用した場合の使用感はどうか。これらを、リスク・コスト・利便性の観点から総合的に評価する必要があります。

世の中にはITサービスを構築する専門家がおられますから、できるなら設計は彼らに任せれば良いでしょう。しかし、そもそも零細の組織においてそのためのコンサルタント料が無視できない負担となるし、彼らが特定プロバイダのサービスに偏らない公平な判断を行ってくれるとも限りません。このため、ITの素人が自力で自社のIT基盤を構築しなくてはならない状況は少なくないと思われます。

このような観点もあり、ITの人柱になる覚悟で、また主には面白半分から(笑)、当社設立に伴うITインフラの構築にあたっては、ごくありがちな素人考えにもとづいて試行錯誤を行いながら、コスパの良い実現法を模索・試行錯誤して来たところです。

直近に手掛けたのはクラウド上の仮想マシンの再構築でしたが、結果として、これまで数年にわたり運営して来たサーバの費用を半減ないし1/3に圧縮するという、大きな成果が得られました。担当された基盤部諸君の労を多とします。浮いた経費は、研究開発や福利厚生のために有効に利用したいと思います。

Regards,
社長
2020-0505

基盤:ボーナス出るかな v(^-^)
経理:研究開発福利厚生って社長の道楽って意味ですか。
営業:これは我が社の商売につながるのか?
社長:私にもいつか給料が出るといいなぁ…

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