9万円で購入したMacMiniがやってきたので、インストールしているうちに、ああこれはもうダメ、Windowsに戻ることはもう一生なさそう。そう感じました。会社のお客様対応のために使わざるを得ない場合を除いて、Windowsを使うことはもうありません。
かれこれ10年もMacOSから引き離され、砂を噛む様なWindowsと付き合わせられ、やがて無感覚になっていましたが、今思えば何のための難行苦行だったのかと思います。
すでに20年ほど前の時点で、MacOS Xはソフトウェア開発環境としても、またもちろんホビー用にも、最高のOSでした(※個人の感想です)。素性の良い育ち盛りのUnix OSでした。ただ、当時まだ日進月歩で目まぐるしく標準も移り変わっていた周辺デバイスや、各種お仕事用のソフトがMacに対応してくれてなかった。Apple側も世間に合わせる気がまるでない様で、やたら先進性を気取ったインタフェースを押し出し(押し付け)続けてましたっけ。
初対面は17インチ液晶のiMac鏡餅モデル。2002年発売、249000円!と当時の記事にあります。その後20インチiMac、PowerPCと続き、何機も部屋にはべらせて、電気代も気にせず一緒に寝起き。弁当サイズのMacMiniも可愛くて。そこまではインテルじゃなくてPowerPCでした。当時衝撃的薄型としてデビューしたMacBook Air にも飛びつきました。経済観念とか老後への備えと言うモノがなかったですね。
あれから10年、気づくと今回会社用にと導入したソフトは全てMacOS Xにも成熟した版がありました。足りないのは過去を重く引きずり時間が止まっている世界のツールだけ。まずFPGAの開発ツールvivadoですが、これはLinux版があるのでMac上の仮想マシンで動かせる。あと、組み込み系の開発に使って来たARMのKeilですが、これも仮想マシンで動くとARMのサイトに書いてあります(ゲストにはWindows 7を推奨とか書いてあるけど、2017年に)
な〜んだ、Windows 10いらないじゃん。今はもう言える。
バイバイWindows!
Windowsと付き合って楽しかった思い出など、ひとつもありません。
Cygwinには感謝しています。今までありがとう、そしてさようなら。
あー、でもMacを気持ちよく使うのに欠かせないあのキーボード達、全部処分しちゃったので… 早速調達しなきゃ。ウキウキ!
2020-0423 sato@izmoh