こんなにステキなブラウザがいつもそこにあったのに。これからはもうずっとOperaですね。さようならChrome!
Opera というブラウザは昔から知っていて時々使ってもいました。楚々とした上品な赤いブラウザだと思っていました。品は良いが機能と馬力が足りない、そんな風に認識していたので、何か他のブラウザでうまく行かなかった時のリリーフとか、逆に「Opera でもできるなら大丈夫」的な試験用でした。
ところが、私が目を離していた10年の間に、実用機能的に macOS+アプリが Windows に追いついていたのと同様に、いつからなのか Opera が他のブラウザに機能的に劣る事もなくなっていたようです。
こうなるともう使いやすさ、気持ちよさの勝負です。今日初めてまともに使ってみたのですが、私が10年間 Chrome や Firefox で不便・不快に耐えてきたことが、Opera ではほとんど解決済みなのです。使い勝手がよく考えられていることに唸ります。根本的に設計思想が素晴らしい、というか、実にマトモ。形容はもう楚々ではなく凶暴を秘めた凛ですね。
Chrome のブックマークも Opera にインポートしたので、あと Chrome に残す思いはパスワードだけです。どうせ今でも生きているのは半分くらいしかないし、本当にヤバイのはさらにその半分くらいですから、この際に見直しながら Opera に移そうと思います。同期したがるパスワードのヤバさがクラス分けされてなくて、モバイルの Chrome からですら全てベタに見えてしまうのはどうなんだ?と思っていたところでもあります。バイバイ Chrome。
明日からは(というか既に今現在から) Opera です。きっといつまでも。
2020-0511 sato@izmoh
というわけでさっそくOperaに浸ってまして、デスクトップがこんな風になりました↓
4 x 4 でミニュチュアオペラをタイル状に並べて動かしておいて、開きたいウィンドウのタブを見つけたらそれを Fullscreen にすると別室(別の仮想デスクトップ)に移動、閉じると元の位置に収まる、という形です。いろいろ使い勝手状の問題はありますが気持ち良いです。自分の経験では、同時に開いていて混乱しないウィンドウの数は20くらいまでだし、負荷的にもこんなところかなと思われます。
Operaの実装はたぶん1タブ/1プロセスになってますが、一プロセスはとても小さいです。Chrome時代に比べてメモリプレッシャーが低い。CPUは見た目常時100%近く食ってます(ユーザ70%、システム25%)が、プルセスの優先度が低いのでしょうか、マルチコアだし、インタラクティブな作業を邪魔する感じはほとんどありません。他にCPUバウンドなプログラムを走らせても、time コマンドは、70%程度はCPUを使えた、と報告します。
ウィンドウがすごく多くなったら、各プロセスの優先度をすごく落とすとか、明示的に一時停止させるとか、最近アクセスした順に並べるとか、色々な工夫が必要そうです。ミニチュア化したときに自動的に表示の倍率を小さくするとか、全体を統括するOperaとか必要です。なにより「Fullscreen」じゃない、「Normal」サイズのウィンドウの段階が必要です。昔のウィンドウシステムはそうなってたと思うんですが…Xとか、CEとか…
なんにしても、デスクトップスクリーンが広大になった今日、しかも仮想デスクトップもできるわけなので、もうオーバラップじゃなくてタイルだよなー、と思います。
Operaは終了しても、再起動すると、終了前のウィンドウを完全に復元してくれるので、この設定は継続的・永続的に使えます。もうアップデートのための再起動は苦じゃない (^-^)/。ただ、その復元作業のため、起動時にロードアベレージ120超えとか普通にしますが、それで他の作業に大きな支障が出る感じはありません。変に自前のスレッドとかしないで、OSが管理できる単位であるプロセスにしているのが勝因なのでしょうか?
2020-0511 SatoxITS