社長:ただいま°ー!
経理:酒臭いですね。
社長:12LSUを投じたメンタルヘルスケアプロジェクトを完遂して参りました。
経理:ストレススーパーフリーなのに。
社長:あそれで、マスターから仕入れた話なんですが、あの新庄君が現役復帰とかなんとか。
基盤:新庄 現役で検索… 確かにそういう話はあるようですね。
開発:まだ48歳みたいだし、野球という競技ならあり得ない話では無いですね。
社長:明るい話題ですねー。私はネット記事で栗山くんのしょぼくれ様を見かけるたびに気分が暗くなるのです。
基盤:ノムさんも亡くなっちゃいましたしね。
開発:それで、ソースを検索するのに何十万のファイルをNFSでfind grepしてたらとんでもないなとは思うわけです。それに以前から、全文検索ってgrepで良くね?と思ってたところでもあり。ならばいっそ、検索用テキスト兼用のアーカイブフォーマットを作ればどうかと思ったところです。
社長:コンセプトは?
開発:単にgrepできる単一べたファイルです。複数ファイルを単一ファイルにするので、おまけにアーカイブとしての機能も持たせる。しかも単にcatしただけで結合できる。手作業で編集しても壊れない。
基盤:shar とは違うんですか?
開発:shar だと、grep してもヒットした行がどのファイルだかはわからないわけです。
社長:それは以前言っていた、MIMEのマルチパートの話とは違うんですか?
開発:まーーったく違います。あれ?でもないかな?
基盤:さっきから思うんですが、アース渦巻って目に滲みますね…
開発:何にしても、改行コードで終わる「行」というのは、人間の認識と密接不可分にして、一種の可変長レコードとしてもリーズナブルなサイズである傾向があるわけです。
基盤:蚊取り線香は根っこの勾玉状のとこまでくると達成感を感じますね。あれまで全部キレイに燃えるのが技術の粋のような。
社長:時限爆弾甩にも優秀ですね。あれ?甩、用。なんでしょうねこのヒゲの生えた甩って。
開発:子供の頃は、導火線という単語に萌えましたね。
開発:ああ、それで、shar でもいいですよ別に。shellで実行すると分解される、要件はそれだけですよね。
開発:個別ファイル型的には、png のテキスト表現に萌えますけどね。
* * *
基盤:ふぁぁぁああ。よく寝ました。
社長:もうちょっと寝を3回くらいやりましたねw
開発:それで寝ている間に思ったんですが、HTMLをアーカイブファイルとして使うのもあるかなと。
社長:HTML archive だから har 型式ですかね。
基盤:はあw
開発:これは以前検討した、ウェブページの魚拓型式のベースとしても有用だと思うんです。
開発:ただ、バイナリデータを入れるとするとやはり data uri かなと思うんですが、表現できるサイズの制約があります。
社長:メガバイト程度のHTMLデータなら今のブラウザならへっちゃらですけどね。
開発:span かなにか適当なタグにbase64くらいで入れてidつけてdispaly noneにして、JavaScript で取り出すっていうのが妥当な線かも知れません。
基盤:ファイル名だけで探したいことも多いですよね。ただ、特定のファイル型というか、拡張子だけでフィルタしたことも多い。
開発:となると、自分の中に埋め込まれたデータを検索するJavaScriptが必要だということですね。検索結果をテーブル表示したりとか。グラフ表示なんかもできると良いかな。
社長:検索結果の中で検索語にヒットしたところをハイライトして、その前後の文脈を表示するという機能は絶対必要ですね。
基盤:定義・参照関係がわかる文書なら、関数名のような単語がハイパーリンクになっているとうれしいです。
* * *
社長:ああそれで、今週のあたまにやった片付けごとのたまが打ち返されてきてまして、要するにウェブサイトに配布ファイル群を置く場合に、HTTPサーバでディレクトリのインデックスを動的に作るのはまずいということらしいのです。サーバの運用上の問題かも知れません。
基盤:負荷の大きいサーバだと、性能面でも問題でしょうね。
開発:ああ、それなら find -ls の結果を HTML に変換するだけで済みますね。せっかくなので details タグを活用して。で、どのファイルですかね。
社長:月曜にやったこととか、もう完全に忘れてますからね… ああ、Download にあるこの tgz かな?
基盤:というか、Desktop に原型があるようですが。
開発:ああ、これですね。
* * *
社長:ところで、Parallels は結構使えそうなので、あれに Linux を入れてブラウザの開発環境として使ってみてはどうかと思うのですが。
基盤:お試し版がまだ生きてるはず… ああ、Ubuntu 18.04 がありますね。じゃこれをインストール。
基盤:ぐわー。なんですかこのお手軽高速インストール。ライトセールもびっくりしかもデスクトップ版。
開発:1分でダウンロード・インストールですね。確かに55MB/s 出てましたから、数GB程度のファイルなら出来る計算です。
基盤:なにかマウントされてるなと思ったら、ホストのiMacにマウントされてるドライブがデフォで見えるようになってるわけですね。デスクトップ画面が自在にリサイズするし。
社長:昔はVMwareでそうして使ってましたけどね。あと、ウィンドウ毎にホストの中に表示する、ユニなんとかいう機能とか。
基盤:うーん、このiMacにはSSDを2TB付けましたし、このまんまで Chromiumビルドできそうです。やっておきますか。Linux用のインストールの手引を再び開き…
基盤:その前にVMの接続をブリッジにして… sshログインできるようにして… 自分をsudoerに追加して… git を apt install して… では始めます。git で chromiumをクローン。速度の変動が大きいですが13MB/s程度ですね。
開発:一昨日のMac版では10分で終わった所、昨日のLinux版ではダウンロード後のdeltaの処理で2時間かかってしまった難所ですね。
社長:一昨日はLenovoがブーブー、昨日はQちゃんがゴロゴロいってましたが、今日のiMacは全く音なしですね。
基盤:やはりclone自体は20分ですね。さて、これからデルタ地帯がどうなりますか。
基盤:これは昨日と同じ、2時間半コースのペースですね。
開発:うーん、git もちびっとしかCPUを食ってないし、VMホスト直結のSSDを使っているので、ファイルアクセスもネックになってないと思うんですけどね… ひょっとしてネットワークアクセス?
基盤:このガラ空き状態で時間がかかるって、ネットのレイテンシーかなって気はしますけどね。
開発:strace してみますか… 働いているのはさきっぽのプロセスだけですね。でこいつは何をやっているのかな…
基盤:おおっと意外。IOしてないみたいですね
開発:いや、でも端末へ1秒おきに進捗報告出しているんで、これのwriteがトレースに出てこないというのも不思議です。
19275 pts/3 S+ 0:00 \_ git clone https://github.com/otcshare/chromium-src.git
19276 pts/3 S+ 0:54 \_ /usr/lib/git-core/git-remote-https origin https://github.com/otcshare/chromium-src.git
19287 pts/3 S+ 0:22 \_ /usr/lib/git-core/git fetch-pack --stateless-rpc --stdin --lock-pack --thin --check-self-contained-and-connected --cloning https://github.com/otcshare/chromium-src.git/
19511 pts/3 Sl+ 10:58 \_ /usr/lib/git-core/git index-pack --stdin -v --fix-thin --keep=fetch-pack 19287 on parallels-Parallels-Virtual-Platform --check-self-contained-and-connected --pack_header=2,12999042
基盤: git index-pack slow で検索… Git はファイル数が多くなるとすごく遅いようですね。チェックサムに時間がかかっているとか?
開発:いや、こっちはある時点のものをどんと持って来たいだけなんですけどね。20GB程度の。これ、kill しちゃって続けたら不味いですかね?まだ10%しか進んでない…
社長:kill。
開発:では ^C。そして再び git clone... ゼロからダウンロード始まりましたw
社長:最新版のでなくて構わないんで、tarball になってるやつありますかね。
基盤:ありました。
基盤:ダウンロードします。
基盤:なんか勝手にdecompressはじめました。それがデフォの設定のようですね。1.3GB程度の模様。
開発:圧縮の効くソースだと1/10以下になりますからね。
基盤:では、unzip。
基盤:6分でした。
開発:git でやると3時間。zipでやると10分てことですね。
社長:巨大なZIPって、一連で圧縮してもそんなに圧縮率も変わらないでしょうし、100MBくらいずつで分割圧縮・並列解凍できると良いのにね。
基盤:このへんのディスクI/Oは、仮想ディスクにしたらもっと速いでしょうね。
基盤:やっぱり、直属の仮想ディスクでやりましょう。最近のLinuxでは超簡単なのはわかっています。parted で拡大して resize2fs で使用。
基盤:まず、外部のドライブを使った場合。
開発:CPUは40%程度、ほぼシステム時間。ユーザ時間は3〜5%程度ですね。
基盤:次に、内蔵の仮想ディスクでやった場合。
基盤:約10倍速と出ました。
開発:うーん、git clone が何時間もかかったのはこのせいですかね…
基盤:あ、あと今気がついたんですが、RAMの割当が1GBなので8GBにします。CPUもデフォが2なのを5に。
開発:これが例の買い切りとサブスクリプションの分水嶺なわけですね。
基盤:ということで、git clone に濡れ衣を着せてしまった感がありますので、正規の手順で再びやります。
社長:しかし、git って、うちみたいにちょっといじってみようかという人の敷居をすごく高くしてますよね。
開発:まああとはただ、たぶん3時間くらい待つだけですか。
経理:アース渦巻第3巻点火しました。
* * *
開発:それで shell に戻るんですが、printf があって scanf が無いのは片手落ちだと思うわけです。たとえば ls の結果を分解したい。
開発:それなら scanf "%s %d %s %s %d %t %s" M L U G Z T F とかで分解して、printf "%t %10d %s %s" $T $Z $F `md5 $F` なんてできると便利です。
基盤:ここで残念なお知らせです。作業用のディスクをローカルにうつしても git clone は早くはなりませんでした。ちゃんちゃん。ただ、進捗10%くらいまではCPUは数%で推移していたのですが、それ以降ガツンとCPUを使うことが多くなりました。
開発:何もファイルを作ったり書いたりしている形跡も無いし、ひたすらこの15GBの tmp_pack というのをなめてるんですかね?
基盤:tcpdumpしても、何か通信している気配がないです。
開発:スワップしまくってるようにも見えないですしねえ…
社長:ああそれで、shellのscanfコマンドですが、結果を変数というか、ファイルにも受け取れると良いですね。
開発:一般化すると、shellの変数は実は全てメモリマップされたファイルである、というのでも良いかなと思います。
社長:ソケットであっても良いかもですね。
開発:子孫のプロセスから返すデータも、メモリマップされたファイルで受け取れると良いですね。
社長:そのあたり、C言語とかのレベルで、このポインタの先はファイルにあるよというのをサポートしてくれると便利かも知れない。ある種のストレージクラスというか。external で permanent とか sync とか source とか。
基盤:git clone、イキナリ本気モードです。
開発:あたしだってやるときゃやるよみたいな。
基盤:また静かになりました。
開発:しかしこれ、ビルドの様子次第では、Parallels Desktop Pro の線もありですね。少なくとも Acrobat より利用価値が高い。
開発:いやーしかし、この zsh のコーディングスタイルは好きだなー。カッコの前後の空白を別にすれば、ひょっとして自分で書いたのかなーってくらい違和感がありません。
社長:make に awk 使っちゃってたりする所もまた (^-^)
基盤:おっと、git clone 終了しました。所用98分。
社長:それはそうと、ls こそ shell の組み込みコマンドであるべきかなと思うんですが。というか、ファイルのメタ情報をフォーマットして出力する機能が。基盤:それは ls というより stat コマンドみたいですね。
開発:え、このコマンドいつからあったんですかね。man stat、HISTORY ... The stat utility appeared in NetBSD 1.6 and FreeBSD 4.10. ... BSD May 8, 2003 BSD。へー。
開発:ls の出力を分解して使用するという利用例は、意味がなくなりましたw。こういう感じですかね…
開発:便利ですね。
* * *
開発:ディレクトリのインデックスHTML生成ツールの原型はできたのですが、Macの上で出来たんで Ubuntu に持ってったら動かないんです。stat というコマンド名なんですが、全然仕様も由来も違うんですね。Macのほうが正統なBSD流。Ubuntuのはおもちゃみたいの。
社長:やはり shell の組み込みにしちゃって、その shell だけ持ち歩けばどこでもOKっていうのが良いかもですね。
開発:出力の整数を引き算する必要があったのですが、これも shell でできないから、久しぶりに dc なんて使っちゃいました。
社長:ポーランド記法!
開発:これもまた、shell に組み込みだったら良いのにと思いましたね。
社長:ツールを作る人は、それが最終の製品だと思って作ることが多いからUIとかファイルI/Oとかも含めて内部依存的にできちゃってて、さらにそれをライブラリとして使う時に難儀しますね。
開発:なので、そのあたりを切り出して、動的ライブラリ化するというのも面白いのでは無いかと思うんです。おそらくライセンス上も問題無い。MozillaやChromeだって、ライブラリにして簡単に使えたら、面白い応用があると思うんです。
社長:ツール・アプリとライブラリの境目は面白いですね。密接に結合するより Unix のパイプでつなぐ式から始まったデータだけで結合したほうが組み合わせてきには面白い。けれど性能的にはデメリットはある。標準化もされにくい。
開発:ライブラリのAPIとか通信プロトコルだと仕様がかっちり決められて互換性が維持されますけど、コマンドの出力データって人間が読めればいいやというか人間の読みやすさに合わせて設計されているから、標準化されにくいですね。
社長:そのあたりもひっくるめて、何をどうすると幸せかを考えていきましょう。
開発:書きなぐりですが、今日書いた部分をアーカイブして置きます。
dir2html.sh
* * *
基盤:結局ParallelsでのChromeのビルドは所要2時間56分(176分)でした。
基盤:同じ版のautoninja がHyper/VのLinuxで3時間40分(220分)でしたが、あれはディスクをQNAPにNFSマウントしていたことによる影響が大きいと思われます。
開発:コンパラブルな性能ということですかね。使い勝手的には、Windows 10 の上のHyper/V のLinux VMをMacからリモートデスクトップで覗くより、Mac自身の上のParallelsでLinux VMで直接いじれたほうが便利ですが。
基盤:実用という意味では、Linux VMの仮想デスクトップをMacの上で直接表示すれば、あまり使い勝手に違いが無いとは思いますけどね。ただ、LinuxのVNCサーバがちゃんと使えるのかということろに課題が。
開発:まああれも、ちゃんとRealVNCにお金を払えばよいのでしょうけどね。
経理:RealVNCは4月に検討しましたね。$4.59/月@1サーバ。1LSUです。
基盤:リーズナブルっちゃリーズナブルですかね。
社長:経費的には問題ないと思いますが、そもそも X Window のほうが良くね?と思うのですが、どうなんでしょう?
開発:本当に更新が必要な情報だけを転送しているわけですしね。情報の作り手が使い手にダイレクトに情報を送る。中間で推測し直したりしない。
基盤:Chromiumって X Window 対応してるんですかね?
-- 2020-0731 SatoxITS