社長:また iMacでPowerPanelの表示が止まってます。
開発:なんで表示した時点の時刻を表示しないんでしょうね?
基盤:どうやらこの「daemon」という気の抜けた名前のサーバプロセスが固まってる模様。
開発:われこそがdaemonなりみたいな。
社長:server っていう名前のプログラムがあったらびっくりしますよね。
開発:Windows なんていう名前のOSが出てきた時にはびっくりしました。
基盤:コールスタックを覗いてみます。
社長:ものすごい再帰呼び出しですね。
開発:見るからにバグっぽいですね。
基盤:でもってこれを一旦Force Quitさせます。
基盤:サーバの切断が表示され、数値の表示が消えました。
基盤:で、速攻でまたdaemonプロセスが生えてきて、しばらくすると…
基盤:接続が復活して表示が再開されます。
社長、開発:おーっ。
基盤:正常な状態でも、再帰の深さが尋常ではありませんが…
開発:ということは、固まったら、というかいっそ定期的に、このサーバプロセスをkillしてやれば良いというわけですね。
基盤:固まった時のコールスタックはこう。
基盤:正常な時のコールスタックはこうです。
開発:いかにもPythonで書いて有りそうですね。
社長:バイナリ化されて配布されてるんでしょうか。
基盤:固まってない状態でも、この ffi_call というの暴発は存在します。
開発:普通に再帰的なプログラムなのかも知れないですね。暴走しているわけではないと。
社長:となると、これが原因では無いと。
開発:組み込みの世界で再帰関数使いますかね。しかも単にUPSから読んだ値を表示してるだけ。なにか難しいことがあるのか、さっぱりわからない。
社長:それにしてもこの、アクティビティモニタの「sample」という機能は、strace 的なものみたいですが、面白いですね。
基盤:昔からあったみたいですね。
基盤:それで、 UPSとはUSBでつながっているわけですが、これが何かおかしいのではないかと。syslogを見るとParallelsが何か出しています。ParallelsはUSBをどこにつなぐか差配してますから、これが邪魔をしているのではないかと。
開発:Parallelsは止めてあるんじゃないでしたっけ。
基盤:Parallels Toolboxは動いてました。もうひとつ何かのプロセス。とりあえずこれをkillしてみました。USBを抜き差ししても復活。今の所快調です。
社長:でも、UPSは会社設立直後から使ってて、Parallelsを入れたのはずっと後ですよね。
経理:UPSの購入は4/12、Parallelsは7/24に試用版開始でした。
開発:でもたしかに、当初はPowerPanelが固まる症状は無かったようにも思うんです。MacMini ででしたけど。
社長:思うに、PowerPanel は Windows10 レノボくんで見てた気がします。で、仕事環境をMacに移行した後に、なんだか表示ができなくて、これだけはレノボで表示してたような…
基盤:そういえばブログによると、消費電力に最初に大注目したのは8/4のエアコン復活の日かもしれません。ちょうどParallelsのVMの消費電力を見てますね。
基盤:とにかくこれまで観察した iMac での現象としては、PowerPanel for Mac 1.1.1のdaemonをインストールして1.1.1自体は終了させる。その後 PowerPanel Personal 2.2.2 を起動する。するとつながる。ということです。
基盤:MacMiniでやってみます。まずUPSとUSBを繋いでも… 検出しない。1.1.1のデーモンをインストール。Power Panel Personal を起動…
全員:おーっ。
基盤:なんか懐かしいような。日本語表示設定で。
社長:ちょっと真偽は確定しませんが、Parallelsと干渉するように思われるので、これからは PowerPanelは MacMini で動かすことにしましょう。
経理:ところでこれ、iMacを落としたら消費電力何ワットになるでしょうか?
基盤:やってみましょう。iMacシャットダウンなう。
社長:うーん、うちは60ワット台で最小限の業務ができちゃう会社ですか。
基盤:そのうちフィリップス君のバックライトが40Wくらいと思われます。
開発:まあそれはそのまま、部屋の照明にも寄与してますけどね。
基盤:照明と冷蔵庫といくつかの待機電力を合わせると、本来業務用の消費よりそっちのほうが多そうです。
社長:それにしても、通常見たいのはこの部分だけなんですよね。
社長:ただし、どのマシンからも見たい。HTTPサーバになってるだけで良いと思うのですが。かつ、少なくとも毎秒、できれば0.1秒単位で消費電力をグラフで見たいです。
開発:原理的には、技術的にも負荷的にも問題なく可能と思いますが。
基盤:Linux版はコマンドラインで使えるみたいなんですけどね。
社長:かといってそのための仮想マシンていうのもなんですしね。
開発:ここはひとつ、眠れるラズパイ君の出番ですかね。
社長:まあ、USBでシリアルにコマンド投げてるだけだと思いますから、その仕様さえわかればなんですけど。
開発:USB自体はGoにパッケージがありますね。
社長:ともかく、他の社とは比較してませんがこのUPS、1万円ぽっきりでこの満載機能、とってもお買い得だと思うんです。消費電力計として活用できるなら、もう一台欲しいくらいです。
開発:でも我が社の業務はこのこ1台の能力、330Wで十分まかなえますけどねw
-- 2020-1115 SatoxITS